バッテリー復活日記 2012/3/28 up フレームありページへ
ここではDIYパルサーさんのページにあるパルス型バッテリー復活回路を使って実際に復活する様子を記録したものです。
バッテリーは、中古のPE12V40AHシールドバッテリーで、金融機関でサーバーのUPSとして使われていたものだそうです。
当初、UPSにつないだ状態では、100V500W電球が数分しかついてくれませんでした。
(が、元々は山の中でVT250の持病”レギュレーター”が死亡し、あーでもないこーでもないと言いながらバッテリーを買って
しまい、電解液を入れる寸前に原因がレギュレーターだとわかり、こりゃ復活するかも?と思って、いろいろ探しているうちに
パルサーさんのページを見つけた次第でございます。あー奥が深いバッテリー道。今はまだ白帯か。
緊急アンケート ←実施いたします。4月中旬まで行います。
2011/7/19
本家ページより残念ながらアクセス数が多いので、こちらの更新もがんばっていこうと思います。
まずは、うちの測定器などを陳列していきます!
ミドトロニクス社のPBT-300 CCA(Cold Cranking Amperes)という数値を測定するテスター。
このバッテリーは、Ducati 400SSに搭載されていたバッテリーで、当初は95CCAありましたが、
市販の2万円くらいのパルサー(ヤフオクのアレです)の実態を調べるためにつなぎっぱなしにしてると...死にました。
20CCAですと、セルボタン押してもカチリとも言わないです...
2009/1/20 KOBE SUZUKI SC38-12 12V38Ah 2個
今回のバッテリーは、自走式車いすの廃棄バッテリー(ヤフオクで2個7000円・送料込み)
CCAが、各220A以上あるので、復活まで近いか!?
電圧変移 | 降下までの時間 | 負荷 | 日時 | パルス | 備考 | ||
BAT1(B89) | BAT2(B97) | BAT1 | BAT2 | 250W UPS | |||
12.51V→11.62V | 12.35V→11.22V | 1h00m | 1h00m | 〃 | 2009/1/20 | p1 | とりあえず充電しながらBAT2へパルスを装着。現状では双方推定10Ah。 |
12.25V→3V | 1h15m | H4電球2個120W | 2009/2/10 | p1 | やってもーた。こっちのバッテリーはパルスをあててなくて満充電をキープしているだけのバッテリーで、一切面倒見ていないバッテリーでした。 | ||
12.08V→8.43V | 2h | H4電球2個120W | 2009/2/16 | p1 | 1/20から2/16までほぼ1ヶ月パルスをかけながら満充電をキープしていたバッテリーです。両バッテリーは、もらい受けたときのCCAの数値も電圧もほとんど同じですが、パルスのおかげで修復したものだと思います。 | ||
*** | H4電球2個120W | 2009/6/10 | p1 | BAT1は計4ヶ月間パルスをあてました。現在負荷テスト中! | |||
p1 |
上記のバッテリー、詳細な負荷テストの結果です。
負荷H4×2(ハイビーム120W相当)
負荷60W
B89・B97は、各2ヶ月程度づつp1号を装着。 かなり復活できているようだ。
GSバッテリー(預かりもの) 12V40A/h 2個
2004/5 H4電球にてチェックしたところ、1個は定格の半分程度容量があるが、もう一つの容量が思わしくなく、
十数分で終止電圧(10V)まで落ちてしまった。これも2ヶ月程度のパルスにより定格まで復活。
2台でUPS(APC smartUPS1000)にて500W電球が2時間ちょうど点灯できた。これは定格以上に容量がある
ということである。
YUASA YB-9B バイク用バッテリー 実験終了! 祝 復活!(→死亡)
最終降下電圧 | 降下までの時間 | 負荷 | 日時 | パルス | 備考 |
2004/6/25 | p2 | 実験開始 開始前解放電圧7V 充電器反応せず | |||
8V | 00h16m | 60W | 2004/6/25 | p2 | 開始後6時間 解放電圧正常値 定電圧電源にて17V10Aで、数十秒間渇を入れてみる |
8V | 00h23m | 60W | 2004/6/28 | p2 | 時々”渇!” |
8V | 00h14m | 120W | 2004/6/30 | p2 | 時々”渇!” |
2004/7/1 | 調整中にp2のコイルが死亡。実験停止 | ||||
2004/7/1 | p1 | パルサーを変更して実験中 |
負荷はH4 55W/60W電球の60Wを使用
2007/8 バッテリー死亡。ACデルコに交換。たぶん振動で電極脱落しました。淀川の河川敷で遊んだのが原因だろうか...
そして2009/1/16、体液を干してしまいセル回らず。不覚なり。体液入れて少しだけの充電で復活。メンテは怠ってはいけません。
GSバッテリー PE12V40(425A1) 実験終了! 祝 復活!
最終降下電圧 | 降下までの時間 | 負荷 | 日時 | パルス | 備考 | 9V | 00h08m | 120W | 2004/4/25 | no |
8V | 00h21m | 60W | 2004/4/27 | no | |
8V | 00h38m | 60W | 2004/5/1 | p2 | |
9V | 00h32m | 60W | 2004/5/12 | p2 | |
10V | 03h00m | 60W | 2004/5/23 | p2 | |
8V | 02h08m | 120W | 2004/6/18 | p1 | |
9V | 06h00m | 60W | 2004/6/29 | p1 | 9V付近からいつまで経っても降下せず バッテリー温度、約35℃ |
8.7V | 02h50m | 120W | 2004/7/9 | p1 | |
7.5V | 04h30m | 120W | 2004/8/3 | p1 | 放置していたら終止電圧が下がりすぎた。 かなり復活している |
負荷はH4 55W/60W電球の60Wを使用
2009/1/19の時点では、容量の低下は認められず。
負荷はH4 55W/60W電球の60Wを使用
2004/6/19の時点で、当初の予想以上に回復していることが判明。
2009/1/19の時点では、容量の低下は認められず。
↓現在の様子。1個下のグラフは右のバッテリー。
GSバッテリー PE12V40(624A1) 実験終了! 祝 復活!
最終降下電圧 | 降下までの時間 | 負荷 | 日時 | パルス | 備考 |
9V | 00h26m | 120W | 2004/4/25 | no | |
9V | 00h12m | 120W | 2004/4/25 | no | 上記の続き。その間充電なし |
8V | 00h58m | 60W | 2004/4/26 | p1 | |
8V | 00h29m | 120W | 2004/4/27 | p1 | |
8V | 01h10m | 60W | 2004/5/1 | p1 | |
10V | 01h36m | 60W | 2004/5/23 | p1 | |
10V | 01h51m | 60W | 2004/6/5 | p2 | |
12V | 00h38m | 120W | 2004/6/14 | p2 | 単に充電不足だったかもしれない |
10.6V | 04h30m | 120W | 2004/6/19 | p2 | バッテリーのサイドが発熱 40℃程度 |
2004/6/25 | 実験停止 |
new(2008/11/30)
ついに死にました。中古で買ってからOーとBァックスでチェックしたときにすでにNGだったバッテリーが3年も持ちました。
ただ、常時パルスをかけていたわけではなく、上記のバッテリー上がりの時にパルスをかけただけですが、よく持った方だと思います。
今は新品のACデルコを入れています。(写真右)
ダメと判断した理由は、30分ほど取引先の車庫前でハザードつけていただけでクランキングしなくなったのが要因です。
本業の仕事先でこんなことになったら目も当てられません。お亡くなりになったのは写真左側のバッテリー。計3週間ほどパルサーをあててみましたが、
さすがに常用してみる気にはなりません。君の余生は俺の実験に費やしてくれ。
ダイハツ ムーヴ 12Vバッテリー 実験中... (2005/7/1〜2008/11/末)
2005年6/1に中古で購入したムーヴちゃんのバッテリーが、*ー*バックスの無料点検で”要交換・電圧低下”
といわれてしまいました。で、最近ほったらかしにしているパルサー1号機の出番です。
うちのパルサーは、ヒューズ等の抵抗体になるような物を一切排除しているので、バッテリーに接続したら常に電源ON
の状態でパルスを出しまくってしまいます。当然パルサーのスイッチなんかはつけていません。ヒジョーにデンジャラスです。
おまけに車は常用していなく、雨の日・荷運び・仕事で遠出くらいしか使わないので、滅多に充電されません。
で、やっちまいました。バッテリー上がり。
つけてから2ヶ月程度、徐々にバッテリーが回復しているのがわかるほど、セルモーターの元気が良くなりました。
そして学際の多忙期に突入。あっちこっちPAの手伝い等、泊まりがけで出かけているうちに上がっちゃいました。
電圧を測ると10V切っていて、絶望的です。しかし、充電器で超高速充電すること30分、(10A程度、過激にチャージ)
見事に復活。なんか以前より元気になっているような...
ディープサイクルバッテリー以外は、深放電させると傷みが早く、回復率も下がってしまうのですが、これはパルサー
様の御利益なのでしょうか?
今は一時的に外して様子を見ています。はてさて、いつまで持つのか中古バッテリー。
p1---パルサー1号機、DYIパルサーさんのHPにあるノーマルタイプパルサー。近日写真をアップ予定。
パルス波形 -4V +9V 2080Hz(12V40AH 復活したバッテリーの端子間)
パルス波形 -10V +25V(基板上) 2004/7/1計測
p2---パルサー2号機、p1のパルス周波数とデューティーを可変できるように改造。
周波数5kHz、デューティー約0.5〜1%(波形観測時に一番パルスの波形が
立つように調整)
パルス波形 -2.4V +1.2V 7KHz(12V40AH 復活したバッテリーの端子間)
初期設定では+8V程度出ていました。